雑木は手入れが少なくて済む?

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雑木は手入れが少なくて済む?

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雑木の庭は手入れが少なくいので、あまり時間がかけられない人や、庭いじりがあまり好きでは無い人にお勧めのスタイルとなります。

 

雑木の庭は元々里山に生えている樹を利用したものですから、色々な植物が共存しあって自然な形で育っていきます。その為手入れが少ないという事が大きなメリットとなりますが、現在程よい大きさの雑木がいくつか植えてある場合は、そのままのイメージを保つ為にある程度の手入れは必要になってきます。

 

例えば雑木の庭を自分で作る場合では、小さな苗木から始めてみる場合もあると思います。その時にはある程度の大きさになるまで殺風景な庭になってしまいますから、その間どのような庭を作って行くか考えなければなりません。

 

一から始める場合には、ある程度雑木の庭が完成するまでに、手入れの必要な植物でカバーするという方法も考えられます。また、ある程度大きな植物と組み合わせたり、雑木を既に植えている場合では、全ての樹が大きくなった時をイメージして植える必要があります。

 

時には込み合っている部分を剪定したり、既に植えてある植物を抜いてしまうという選択も必要になるかもしれません。自分で作りながら育てる雑木の庭には、まったく無手入れという事は難しいように思えます。


ある程度大きくなった雑木の手入れ方法

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業者に依頼して雑木をバランスよく植えてもらった場合には、既に素敵な雑木の庭が出来上がっています。雑木は生長が早い樹も中にはありますから、これからその状態を維持するための管理が必要になってきます。

 

しかし、バラの庭や花が多く植えてある庭などと比べると雑木の庭にかかる管理はとても少ない事が分かります。

 

ある程度大きくなっている雑木の庭の手入れを行う場合には、自然の樹形を生かしたまま手入れを行っていく事になります。大きな剪定を行ってしまうと、思わぬところから新たな枝が出てくる事もあり、不自然な姿になってしまう事があります。

 

まだ幼樹の場合では、強剪定を行ってもやり直しがきくので良いのですが、程よい大きさになった場合は、あまり切り過ぎない事が重要になってきます。込み合った枝の部分をいくつか剪定する程度で十分です。

 

自然の世界ではどのような剪定が行われているかを考えてみると良いでしょう。私達がプロのような剪定を行う事は難しいので、なるべく自然の樹形を生かすことができる雑木の方が初心者にも優しくなっています。

 

自然界では自然災害で自然に枝が折れてしまったり、多くの樹木が生息している環境で、僅かな光を求めて成長していきます。ある樹は上に伸びたり、光を求めて横に枝が伸びたり、地盤が悪ければ斜めに生えているものもあります。

 

その姿が本来の雑木の美しさとも言えるのではないでしょうか。一度に多くの枝を切るのではなく、その姿を維持しながら必要の無いものを剪定する程度で良いと思います。



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