雑木の良さ

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雑木の良さ

シンボルツリー,落葉,常緑,庭木

自分の庭にシンボルツリーを植えようと考えてみると、一番目に目に付くのが街路樹ではないでしょうか。街路樹はその地域の気候に適した木が選ばれており、適度に剪定を繰り返して大きさも抑えられていることが多くなっています。

 

毎年秋になったらバッサリとカットしている街路樹を見たことがありませんか?幅や高さなどを剪定によって抑えているので、限られたスペースでも植えることができます。中には雑木を植えている場合もありますが、剪定を繰り返していればコンパクトに収める事ができるのです。

 

また、次にシンボルツリーとして樹を選ぶ時には、回りの住宅に植えられているものも上げられます。古い住宅街よりも新しい住宅街の方が最近の流行を取り入れていることが多いようですね。

 

例えばヒメシャラ、ナツツバキ、カツラ、ハナミズキ、エゴノキ、ヤマボウシ、ヤマモミジなど、雑木の樹として知られているものが多くなっています。自然の森にでも居るような錯覚を覚える樹が人気があるようです。

 

雑木は一般的に大きくなると考えられていますが、自然界の樹を見てみても大きいものもあれば、小さく育っているものもあります。自然に株立ちとなり、お互いに共存しあってコンパクトに育っているものもあります。

 

ようは育て方によってはコンパクトに仕上げる事もできるという事です。小さな森を庭に作る事もできます。最近の庭の傾向として、ナチュラルブームがあるようです。シンボルツリーに選ぶ樹にも雑木としてある、身近にある樹を選ぶ事が多くなっています。

 

人工的に作り上げるのではなく、身近にある里山の雰囲気を求めていることになります。また、紅葉や花が美しいものも多く、四季の移り変わりが楽しめるのも雑木のよさとなっています。

 


雑木の庭を楽しむ為に

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雑木の庭は比較的安価に作れるというメリットもあります。エゴノキの比較的大き目のタイプで、株立ち状になっているもので4000円程度で売られていました。小さなものでは1000円程度でしょうか。立派なものでも1万円以下で購入できる場合が多くなっています。

 

ヤマモミジの株立ちでも5000円くらいでした。造園業者に依頼してもそれ程高い金額では無いかもしれませんね。自然な形で育てられる、価格が安いということから自分で庭を作る人にもお勧めです。

 

ある程度の剪定は必要ですが、自然の形を生かしあまり手を加える必要はありません。ただし、雑木の中には成長が早いタイプもあるので、大きくさせないためや、樹同士が込み合わないように剪定を行う事は必要です。

 

比較的成長が遅いタイプを選んだり、株立ちを植えるとある程度成長を止められる事もあります。1m程度の雑木を購入しても安価ですし、成長が早いので自分で大きく育てる楽しみもありますね。

 

1000円くらいで購入したナツツバキですが、1本立ちのため、本株立ちに仕立てたいと思っています。素人が途中でカットして株立ちにするには難しい面もあるようですが、安価で購入した樹ですから株立ちにする楽しみもあると思います。

 

1本立ちの樹を株立ちにするには、数年ほど庭に植えて定着してから、バッサリと根元の部分でカットしてしまいます。本株立ちにする事が難しい樹もあるようですが、挑戦してみるのも良いでしょう。

 

ちなみにジューンベーリーは1本立ちのものを購入しましたが、自然と2本に分かれて株立ち状になりそうな感じです。株立ちのものである程度大きな樹を購入する場合は、シンボルツリーとして活用する場合で、小さなものは育てる楽しみを味わう為に購入すると良いでしょう。



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