雑木の庭はジャングルにならない?

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雑木の庭はジャングルにならない?

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雑木の庭にすると将来うっそうとして、ジャングルみたいにならないのか?
確かに、雑木の中には生長が早く、また巨木になる木も多いので、手入れを怠れば将来ジャングルになる可能性はあります。
しかしちょっとした工夫で、雑木の庭をいつまでもコンパクトにする事もできます。
雑木を日当たりの良い広々な場所に1本植えるとどうでしょうか?
十分な栄養と日光がありますから、本来の姿である巨木になりやすいですね。
しかし、山など自然な世界では、決して巨木ばかりではありませんよね。
それはなぜなのか?
木と木が寄せ植えのように密集しているからです。
背の高い木の下にある木は、光と栄養が十分ではないので、大きくなる木でもあまり成長は見られない事もあります。
答えは、雑木を寄せ植えにする事です。
コンパクトに1m四辺のスペースに、3本など複数の木を植えることです。
この場合には、コンテナの寄せ植えのように、背景に高い木、その前に中ぐらい、手前に低い木、そして下草を植えるととても自然な姿になります。
狭いスペースで植えると、それぞれがコンパクトに育つので、現代の狭い庭でも適しています。


イオンの木の植え方をみてみる

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イオンショッピングセンターで、植樹がされる事があるのですが、かなり小さな苗を密集させて植えてしまっています。
成長する段階で、木が共存しあい、自然な森が出来上がるのです。
街路樹は1本のみで植えられていることが多く、雑木の庭のモデルにはなりません。
どちらかと言うと、自分が住んでいる山の姿を想像すると良いのです。
1本1本はそれ程巨木でもなく、細くて菜ガ細くなっている木もあります。
自分が住んでいる山に生えている木は、雑木の庭にも使いやすくなっています。
流行の木などもあるのですが、その土地に本来生えている雑木こそが向いているのです。
シマトネリコは葉がとてもキレイで、雑木の庭に取り入れたいなと思っていました。
しかし、その名前からも分かるように、温暖な気候でそだつ木だったのです。
現在、室内に観葉植物として、シマトネリコを植えているのですが、成長も早く葉のシルエットがとてもキレイです。
恐らく園芸店に行っても大きな木は売られていないので、寒い地方に住んでいる私の土地では植えられないと思います。
逆に温かい地方では、コニファーなどは向かないですね。
我が家は北海道にあるので、雑木の庭とコニファーをうまく組み合わせればよいなと思っています。
そして、その土地ならではの雑木を育てていこうと思います。



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